大韓航空名物、ビビンバは何度でも食べたいのです
2006-10-04


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私は「スター・アライアンス」と「スカイ・チーム」のマイレージを貯めている ドラッグやスーパーのポイントカードと同じで、あとで「ごほうび」がもらえる楽しみがある 他社のもたくさん持っているが、一つに絞らないとなかなかこれももらえない

 大韓航空(KE)は「スカイ・チーム」のメンバーであるが、そういうこととは別に機内食の楽しみがある どこのエアラインでも食事の「ウリ」があるのだが、なぜか私は日本の航空会社の「日本食」より大韓航空の「ビビンバ」の方が口に合うのだ ただし、日本ー韓国間ではこれが出ない 冷製の簡素な食事だけだ それでも、日本の国内線よりずっとマシだが・・ 

 だから、ビビンバを食べるためには、インチョンを通って他の国に行くしかない だからといって、食べるためだけにKEに乗ったりはしない 大体、最近のアジア系エアラインは、客室乗務員(キャビン・アテンダント)がきれいで、愛想もサーヴィス態度も良い 食べ物もまあイケる これに反して、子育てが済んだオバさんが、大きな体を揺すって投げるように食事を置く航空会社もある それは「欧米か?!」

 特に良いのは、アンケートでずっと一番だった有名なシンガポール航空、あとはタイ航空、キャセイ航空(ホンコン)、最近はカタールなんかもいいーと聞くが、これはまだ未搭乗である そして、何回も使い今回も使ったKEである 

 KEは私たちが結婚した翌年の「おおむかし」、ニューヨーク=ソウル・キンポ=大阪・伊丹で使ったが、それはヒドいものであった 翌年同じKE007便は「ソ連」の戦闘機に撃墜され、全員が死亡してニュースで大きく扱われた しかしKEも最近は機体も新しいし、サーヴィスも良く食べ物も良くなった

 そういう中の代表が「ビビンバ」である 上の写真を見ていただくと分かるが、ホカホカご飯と具とヌクヌクわかめスープ、とピリッとキムチ等々である 量こそ少ないので、大学の相撲部員には物足りないだろうが、中年にはこれで十分 タダのワインをお代わりしながら食べると、また格別に良い チューブに入ったコチュジャンも、自分で好みに合わせられてグーだ 日本食の地味な味より、ぴりっとくる辛さが堪らない

 もう一つ「ビビンバ」の長所を書き足すと、大してすることがない機内で、自分の手を動かして、自分の好みに合わせて「調理」できることだ この能動性が良い ちょうど「お好み焼き屋」や「もんじゃ焼き屋」で、「あっ、入れすぎた!」とか言いながら食べるあの感覚である ただの「宛い扶持」でない「創造性」があるのだ

 なんといっても、KEのビビンバは、世界機内食協会ランキングに1998に金賞を受賞しているスグレモノだ 今年もKEは「ビビンクス」で再び金賞を取った こういう「カラメ」の食べ物が、世界でも理解されてきたということだろう

 KEは格安券もけっこうあるし、「南回り」の他のアジア系エアラインより、ヨーロッパへの実質搭乗時間が短いのが「ウリ」である ただ欠点は、ヨーロッパの各都市への就航路線が少ないこととその便数が少ないことだ 路線によっては毎日は飛ばないから、ビジネスマンには不利だ だから時間の余裕がある人向きだと言えよう ここまで書いていると思い出してきた ウーン、またビビンバが食べたい!
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