すてきなオランダの三輪車、交通事故減少のために・・
2006-10-19


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「オランダは進んだ自転車社会」というのは前に書いたことである 自転車使用者が多いのと、専用自転車道がほとんど整備されていること、さらに自転車乗りの交通マナーが良いのも、「オランダの先進性」である

 だが自転車が大変多い−のは中国も同じだ 朝のラッシュ時の北京、西安などは、路面が見えなくなるほど自転車が走る しかしマナーは悪いし、無秩序だし、自転車道もあるようには見えない この場合は自動車が少ないから、まだ何とかなっている

 ガソリンの値段が高くなった今、日本では自転車が見直され始めている 以前は自転車が車道を走っていたが、自転車の人的被害が多くなってからは、歩道が走れるようになった すると今度は自転車が加害者になって、歩行者が被害者になった これらもオランダのように自転車道を作れば、かなり状況は改善されるはずだ

 さて「改善」というと、もう一つある 上の写真を見ていただきたい オランダでいちばん驚いたのは、こういう「前リヤカー付き自転車」はけっこう走っていることだ 乗っているのはふつうは小学校までの小さな子供たち、運転者はほぼ父か母である 子供が前だから、運転者からよく見えている 

 日本だと、朝に二人の幼児を保育園に連れていく母が、前と後ろに一人ずつ自転車に載せて(つまり3人乗り)で走っているのを見かける 法令違反だし、大変危険である 

 オランダのこの姿を最初見たときは、「かっこわるい」と思ったが、考え直すと実に合理的である 私が最初そう思ったのは、日本ではリヤカーは荷物を積む道具で、人間は乗せないからである こういうのを流行らせて、自転車専用道を作れば、もっと交通事故は減るのでは・・と思うこの頃である
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