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南イタリアへ行って来た 「南伊」といってもそこはやはり「冬」、雨と寒さの二重攻撃であった 流石いくら「安いツアーで世界遺産が満載」といっても、写真を撮る私にはいささか辛いものがあった あるイタリア人に聞くと、「イタリアのベストシーズンは5月」と即答してきた
それはともかく、この時期になるとヨーロッパ中にあふれるのが、上写真のようなプレゼピオ=「キリストの生誕を人形で表した模型人形」である 肝心の教会にもあるし、土産屋にも店先の店頭にもデコレーションとして並んでいる まあ日本の「おひな様」みたいな物であるが、もっと宗教的である
スペイン・マドリッドのマヨール広場のクリスマスにも、素晴らしい大きなプレゼピオがどんと鎮座していたし、フランス、ドイツ都市の広場にもそれなりの物が置かれ、またチロルの雪の積もった小さな村にも、路傍に木製の質素なそれがあって、人々はそれを背景に写真を撮っていた 大変雰囲気があり、「非キリスト教徒」の私たちでも一瞬厳かな気持ちになる
世界でいちばん有名なのが、カトリック総本山ヴァティカン(ヴァチカン)・サン・ピエトロ広場の「巨大なプレゼピオ」である この近くでパパ(教皇)の演説があるし、それが世界中に中継放送される
今回も二十数年ぶりにヴァティカンに行ったが、テントに囲まれて「準備工事中」であった 残念!! 記憶ではそれぞれの人形が等身大くらいはあった この写真の物は今日本人に知られたアマルフィの土産物屋の安物だが、この時期にヨーロッパ旅行をした者には「よいスーヴェニア」になるのだ
参考写真:1984年クリスマス時ヴァティカンのプレゼピオ
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