ドイツ・ライプツィヒ中央駅は雰囲気がイイ!
2011-06-16


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これは旧東ドイツ・ライプツィッヒ中央駅のフードショップ(テイクアウト)である 左向こうにSLがいる とは言っても現役ではない 往年の名機関車らしい 日本のマニアがいたら上がったり触ったりするだろう

 さてヨーロッパで中央駅(ドイツ語でハウプトバンホフ、Hbf)はほとんどが終着駅の形である つまり各地から来た線が同じ方向に向いて集まる 行き止まりである 行き止まると客は当然一カ所(正面出口)に向かって効率よく歩く

 似た駅は強いていえば日本では東京駅である 各地から来た線路が一カ所に集まる そういう意味では「終着駅」ではあるが、内容は全く異なる つまりこういうことだ プラットフォームの高さは同じだが、その後は階段で下がって地下道で移動するか、階段で上がって跨線橋で出口に向かう

 ところが此処ではフラットフォームに下車した客はそのまま階段もなく横移動で出口に向かう つまり客は上がりも下がりもしない 大きな荷物を抱えた人もスイスイ移動できるのだ 日本式と比べてどちらが客にとって楽だろうか?答えは明快である

 少し脱線するが、地方の日本に似た平行式プラットフォーム駅でもふつうは地下道は少なく、跨線橋も少ない 線路を横切って渡るのである 「それは危険だろ!」という方もいるだろうが、何故かこのタイプが多い 列車の本数や乗客が少ないからというのもあるだろう 伝統的にそうである

 違うといえば駅のトイレも違う たまに例外もあるが、ふつうは「トイレの神様」ならぬ「トイレの小母様」がいる 慌てふためいてトイレに入ると、ニュっと手が出てくるか皿が置いてあって金(コイン)を出すようになっている 札しかない時も慌てる

 こうなると、お金がない人は大も小もできない 出す便があるのに「不便」である 人権問題である その点日本はいい国だ 便所が何処でもタダとはたいへん「便利」だ 日本は駅外の町中でも同様だ

 以前、高速バスで朝に東京に着いた 催してきたので三越デパートに入った トイレを探して入ると、そこにはまるで洋館の部屋みたいにオシャレな空間があった 気持ちよくすませて玄関を出ようとしたら、制服を着たきれいなお姉さんが深々と頭を下げてこう言った 「ありがとうございました」 ウーン、日本はいい国だ
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