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中学校の社会科で習って以来、写真や映像では何十回、何百回も見てきた氷蝕地形の「フィヨルド」をやっと見ることができた 結論から言うと、当然のことながら「映像より本物が良い」ということである
何でも本物がよいというのは当たり前のことである 音楽でも絵画でもCDやDVD、イミテーションとは全然違う 本物しか持たないニュアンスや奥深さがある
今までにサハラ砂漠、ロッキー・アルプス山脈、ナイアガラ瀑布、五大湖、地中海・・・など結構雄大な景色も見てきたが、何故か亜寒帯・寒帯のこの景色は見る機会がなかった
今回の旅は列車の旅であったので、オスロ・ベルゲン間にある駅から出ているフラム鉄道に乗った この駅ミュールダールから出ているこの鉄道は「世界有数の急勾配」を走ることで知られる
途中の駅前には落差百mはあろうかという水量豊かな大滝もある 途中の景色は雄大で紅葉も楽しめるうえ、さらに音は聞こえないが多くの滝が車窓から見える
やがて列車は鉄道の名前であるフラムに着く ここは小さな村であったが、フィヨルドのいちばん奥まった場所にあるフェリーの発着場でもある 列車を降りた客は例外なくフェリ−に乗る ほとんど白人だが、中国人の団体さんも多くいる なぜか日本人の姿は見えない
やがてフェリーが動き出すと、そこには雄大なフィヨルドの姿が屏風絵のように展開する 客室で背もたれ椅子に座ってガラス越しに見るより、最上部甲板で立って風に吹かれて見る方が素晴らしい
写真の景色はフィヨルド内にたくさんある村落、牧場などを撮った内の一枚である 晩秋の斜めに差す強い光線が屹立した崖越しに木々や水面を照らす様子は言葉では表せない
なおフィヨルドの写真集は下の親HPにあるので興味がある方はどうぞ
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