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写真は山口市にある瑠璃光寺の国宝・五重塔である 私は主に西日本の神社・仏閣の写真を撮っているが、それらの中でも特に美しい姿である
誰が決めたのかは分からないが、「日本三名塔」で検索すれば、法隆寺、醍醐寺と並んでこの瑠璃光寺の五重塔が出てくる すべて訪問し写真を撮った私だが、屋根の線の美しさでいうと瑠璃光寺のものが最高である 「三名塔」とも桜が近くにあり、春の光景は最高である
この塔は嘉吉二年(1442)の建立で、室町中期の傑作であると共に、大内文化を代表する物の一つである 高さは31.2mで、一位の京都東寺の54.8m、二位の興福寺の50.1mにははるかに及ばない
それでもその屋根の反り返った曲線は何となく女性的で艶めかしいし、前にある池と合わせて素晴らしい光景となっている 三名塔の一つ醍醐寺の印象も女性的であるが、更に優しい感じがする
この塔の脇には司馬遼太郎の石碑が建っている
(長州はいい塔をもっている)
と惚れぼれする
おもいであった。
長州人のやさしさと
いうものは、
山口に八街九珀を
つくった大内弘世や、
ザビエルを保護した
義隆などの大内文化を
知らねばわからないよ
うな気もする
「街道をゆく」(一)長州路より
→内部リンク:「瑠璃光寺と洞春寺」
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