胡蝶蘭は金と手間がかかる
2007-06-10


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今日の記事は旅行には全く関係がないので、悪しからず
私にはいくつかの「ヘンナ趣味」がある そういう中に「胡蝶蘭」栽培がある
元々は野菜作りもハーブ栽培も蘭栽培も全く興味がない育ち方をした

 中年になって、旅行以外にもいろいろ首を突っ込んだ
以前はシンビジュームにひょんなことからハマって、二十鉢を
育てることになった それはそれで面白かったが、元の持ち主に
すべて返還して、花屋で花が「すんだ」胡蝶蘭を安ーく買ってきて、
一冬面倒見続けて、やっと可憐な花を咲かせる・・そういう
密かな喜びを見いだしていた

 冬の最中、南窓のカーテン越しに鉢を置き、温度が下がらないように
24時間ヒーター・パネルを側に置き、水の管理もこまめにしてきた
手間も電気代もかかる

 春になって陽射しが強くなると、葉が焼けないように気を配り、
乾きすぎないように水苔を毎日チェックした

 お陰で昨年たった三株1500円で買ったこの鉢に
16もの花が咲いた まだ3つは咲くだろう 
子育てみたいに、慈しんで愛して可愛がって咲いた花だ

 咲いたところで切って花瓶に挿した 株が傷むので、
できるだけ負担をかけないようにした 「手をかけるほど可愛い」
・・のはペットなどと同じである 

 しかし私にはもう一つ「密かな楽しみ」がある
「月下美人」である これは姿だけでなく、香りも素晴らしい
昨年は全部で20以上も花が咲いた 

 夕闇が押し寄せると、蕾は一段と膨らみ、「もうすぐ咲くよ」と
知らせてくる そしてかならずその晩のうちには咲き
日が変わる頃には(真夜中には)窄んでしまう
翌朝には「残骸」になってしまう

 何と儚く、何と派手で、何と美しく、何と香しい花であろうか
今も8つくらいの蕾の赤ちゃんが毎日少しずつ膨らんでいる
花の美しさ、そして儚さは、作る人しか分からないだろう
[雑記メモ]
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