カナダ・スキーエリアのボーダーとマナー
2008-01-02


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カナダのウィスラー・スキーエリアに行ってきた 何回も来た私たちにはおなじみの所だ ここはウィスラーとブラックコムという二つの大きな山で成り立つ「北米大陸最大」といわれるスキー地域である 「ここが北米大陸で一位で、二位はアメリカ・コロラド州・ヴェイルだ」とリフトでたまたま同乗したアメリカ人スキーヤー(シアトル在)が教えてくれた

 さて、ここは2010年の「ヴァンクーヴァー・冬季オリンピック」の主会場になっている 町からここまでは車で二時間近くかかるが、その生命線の道路は一部が未だに片側一車線の場所があり、何年も要して拡幅中であるが、工事は遅々として進んでいない

 さて本題に入る 私はスキーヤーであるが、最近の若い世代はボーダーが多い そのボーダーも日本ではあまりマナーが良くないことが多い 曰く、コースのど真ん中に何人もが真横に「鎮座」して他のじゃまをしたり、急に跳びあがってターンをしてそばのスキーヤーを驚かしたり、タバコをくわえて列に並んだり・・・「傍若無人」の人も多い 何年も前のこと、日本のスキー場でボーダーが無謀に跳んでそばの女児の頸動脈を切り、出血多量で死亡させた事故(事件?)があった もちろん中には「マナーの良い人」もたくさん居るにはいるのだが・・

 だから一般のスキーヤーは、「ボーダーには近づきたくない」と思っている人も多い わたしもそういう一人である 「予防策」としては、出来るだけ近づかない、そばを抜けるときは大声を出しながら通るなど「工夫」をしている リフトも出来るだけ同乗しないことにしている それでも「流れ」で一緒になることもある

 今回もそういうことがあった カナダではレストランや公共の場所では、ほとんどが「禁煙」になっている 「アンチ・タバコ派」の私たちには「心休まる国」である さてリフトに乗った私は、まわりがボーダーばかりと気が付いた 「まあちょっとの辛抱」と思ったとき、一人が私に向かってこういった "May I smoke?" 「や、や、やばい煙に包まれる」 そこで"No, I don't like smoking.Sorry!" 彼は手に持っていた箱をしぶしぶポケットに仕舞った

 私も20年以上も昔は吸っていたので、彼の「吸いたい気持ち」はよく分かる それでもそう言うしかなかった 日本だったらどうだろう? たぶん黙ってタバコに火をつける人が多いだろう 「禁煙先進国」のカナダだから、同席者に許可を求める−という「当たり前のこと」が自然に出来たのだろう これがすべてはないだろうが、今回のことでカナダのボーダーを少し見直したのである 早く日本もこうなって欲しいものだ
[生活一般]
[雑記メモ]

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