ヨーロッパ戦線の「英雄」・パットン将軍の墓
2008-07-26


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「ベネルクス三国ドライヴ」時の話
 私はベイビーブーマーなので、第二次大戦ごろの歴史も大好きだ 戦争は大嫌いだが、その時代のことには大いに関心がある 

 私は古い映画ファンでもあるので、戦後からしばらくの映画は大体見てきた そのなかで、アカデミー作品賞受賞作品「パットン大戦車軍団」(原題「PATTON」)がある 強烈な個性で米軍第三軍を率いてヨーロッパで活躍した将軍である

 彼のモットーは「行け!進め!」の猛勇型指導者で、「戦場で震える兵士は臆病者」という考えのもと、兵士を殴打したのでも問題になった
 しかし戦績が素晴らしく、北アフリカからイタリアへの進軍は猪突猛進で、被害も大きい代わり戦果も上げた

 しかし彼の言動はたびたび問題を引き起こす とくに「反共」であった彼はアメリカの同盟軍であった旧ソ連軍を侮辱したため、「謹慎状態」におかれた しかしナチ(ドイツ軍)に包囲されたバストーニュのアメリカ軍を不眠不休で救ったことから、一躍「英雄」になった

 しかし時代は彼のような「無骨豪胆」だけの軍人はもう必要とされていなかった むしろ政治や社会に目を向けられる「バランスのとれた」人物が歓迎されるようになっていた 日本で言うと、加藤清正ではなく石田三成なのである

 そういう「歴史上の人物」を描いた大作映画であったが、その「英雄」はアメリカ軍人なのにワシントンのアーリントン墓地ではなく、ルクセンブルグの米軍墓地に眠っていたのだ 

 私たちのこのドライヴの最終目的地はこの墓地のパットンの墓であった 尊敬はしないが、大変興味深い人物として墓参りをしたのだった

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