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写真はフランス、ブルターニュ地方、カルナック巨石博物館の駐車場トイレである 皆さんは一見して「それがどうしたん?」と思われるだろうが、よく見ていただきたい
まず「西洋では便座のある水洗トイレ」と思っている方、これは「旧日本式しゃがみトイレ」に類似するのだ ただ日本式と違う点はしゃがむ向きが反対である まず入室してから入り口側を向いて屈む そしてあの「**隠し」もない
話は飛ぶが、むかし友人から「飛行機のトイレは大変狭いが、太った人は大変だ 相撲取りは中で方向転換できないから、入室時の体の向きで「大小」のいずれかが分かりやすい」と聞いたことがあった 私は帰宅してもその姿を想像するたびに笑いが止まらなかったことがある
そういう意味では、「日本と逆向き」といってもこのスペースでは楽である ただ「足のせ」の幅が狭いので少しは緊張する 水で濡れていれば滑って足が中に落ちるかもしれない
しかしこれはまだマシな方である なぜか? ロール紙が常備されているからだ しかしこういう「学説」がある 曰く「世界で事後に紙で拭く人間は半分もいない」というのだ いったい誰がどうやって調べたのか?
筆者がむかしアフリカのアルジェリアにいた頃、やはり現地人用トイレはおしなべて「日本式」、ただ向きがやはり逆方向、これを筆者は「アラブ(アラビア)式」と名付けた しかし何とロール紙がなかった 中にあるのは空き缶だけで、たまに内部に水栓ががついていた 水洗がない場合は入室時に水の入ったカンを持つ
結論から言うと、「事後、右手に持った空き缶の水を左手を使って局部を洗う」らしい 「らしい」というのは私はその「現場」を見たことがないからだ まさか、トイレ内で空き缶の水を飲むはずがない! 私は職場の先任者から「此処では左手で握手はするな!」と教えられていた
さて写真に戻ろう ここは「日本式」ではなく「アラビア(アラブ)式」だ だがロール紙があるということで「西洋式・アラビア式折衷型」といえる 東西文化の融合だ! さらに水洗式でもある ススンでいる
こういうタイプはこのフランスだけでなく、南イタリアやスペインなどの南ヨーロッパ、中近東のトルコ、UAEなどでしばしば見かけた あなたも「ウンが良ければ」あちこちの旅行先で目にするかもしれない
内部リンク:「世界各地のトイレの話」
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